不動産投資のリスクを押さえておこう
不動産投資はしばしば”ミドルリスク・ミドルリターン型”の投資と言われています。
これは安全な銀行預金や国債などに比べ、投資によるリスクとリターンがともに高く、逆に株式や社債などに比べリスクとリターンが比較的ともに低いと言われているからです。
そこで、不動産投資にはどのようなリスクがあるか確認しておきましょう。
代表的なリスク要因としては、経済情勢の変化に伴う不動産需要の減少と不動産価格の下落、賃貸需要の減退による賃料下落、長期にわたる空室などです。
予定していた収入が見込めないと、不動産を取得するときに借りていた融資の返済ができなくなり、最悪の場合”ローン破綻”に陥ります。
稀に、大地震による建物の崩壊や、火災のリスクも考えられますが、基本的には建物を失っても土地があれば、価値が”ゼロ”になるということはまずありません。
一方、前出のリートは、証券取引所が認めた一定の信用力のある会社しか売買ができませんが、会社である以上倒産することもあり、そのときは場合によっては証券の価値そのものがゼロになる可能性はあります。
また、任意売却物件をはじめ投資物件には、大きくマンションやアパートなどの住居に供される「居住用」と、オフィスや店舗などに供される「事業用」のふたつがあります。
一般に、居住用は事業用に比べて賃料は安くても安定していて、物件や投資手法によっても違いますが、概ねリスクとリターンともに低いと言われています。
次は
コラム1-4 その3
株式投資・任意売却投資・リートのメリットとリスクを比較してみよう
です。
(2016年7月11日発行 不動産投資は”未公開の「任意売却物件」を狙いなさい! より抜粋)