株式投資・任意売却投資・リートとのメリットとリスクを比較してみよう
投資の代表格である株式投資と、任意売却投資、リートの3つの投資について、それぞれの主なメリットとリスクを比較してみましょう。
株式投資
株式投資のメリットは、なんといっても少ない資金から始められることです。
従来の株式市場の売買には100株単位の取引が混在していましたが、2018年10月1日から100株単位に統一されることが決まっています。
売買単位の混乱を解消できると同時に、少額でも売買の選択肢がより一層広がります。
また、NISA(少額投資非課税制度)によって、年間100万円までの投資なら非課税になる優遇策もあります。
このほか、株式優待などの”おまけ”がありますし、思ったときにいつでも売買することができる安心感もあります。
一方、株式投資のリスクにはまず、銘柄によって安定性や収益がまちまちなため、どの銘柄を選ぶかが難しいこともあげられます。
これは株式のプロであっても確実に予想することは難しく、購入する銘柄によっては大きく損失を出すリスクがあります。
株式投資は大きく儲かることもありますが、大きく損をすることもある”ハイリスク・ハイリターン”の変動リスクの高い投資と言えます。
さらに、最大のリスクは投資先銘柄の倒産です。
購入した株式の会社が倒産してしまうと、株券はただの紙くずになります。
リート
次はリートのメリットとリスクを見てみましょう。
リートのメリットはなんといっても少額から始められることです。
株式だと最低でも数万円から数十万円用意する必要がありますが、リートなら1万円からでも始められます。
また、少額でも色々な資産や銘柄に分散して投資することもできるのも特長です。
そのうえ、リートに投資してしまえば、完全にお任せでプロに運用を委ねておくことができます。
株式のように日々の相場を気にせずに、楽に安心して投資を続けることができます。
一方、リートの最大のリスクは、株式投資と同様に元本が保証されていないことです。
現物がないので、万一のときは投下した資金が返ってきません。
また、お任せにするぶん、どの程度の収益が得られるのかが、なかなか予想できない面があります。
さらに、「販売申込手数料」や「信託報酬」といった手数料がかかることもリスクのひとつにあげられると思います。
次はコラム1-4 その4
です。
(2016年7月11日発行 不動産投資は”未公開の「任意売却物件」を狙いなさい! より抜粋)