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電話営業だけで買ってしまうオーナーは失敗しやすい!?
じつは、信じられないかもしれませんが、投資物件の詳しい内容や投資条件をよく確認せずに、電話営業だけで不動産投資物件を購入される投資家の方がいます。
詳しい物件情報を、確認したり、分析したりしていないのですから、厳密にいえばこういった方は投資家とは言えないのかもしれません。
よく、不動産投資のメリットにあげられる利回り、生命保険代わり、節税対策、年金対策などの話を電話で聞いただけで、瞬間的に、もう自分は得をすることができると考えてしまうようです。併せて、説明されたはずのリスクのことはまるで記憶に残らないようです。
せっかく節税を目的に不動産投資を始めた方が、節税どころか大きな借金まで背負ってしまうことも十分あり得ます。
また、不動産投資の仕組みそのものをよく理解されていない方もいます。もちろん誰だって最初から理解しているわけではありませんが、十分に理解しないままに、すぐにでも投資を始めようとする方は意外に多いようです。
電話営業だけで購入を決めてしまったために、疑問に感じたことを誰にも確認できずにそのまま放置しておいたため、赤字が広がり最終的に投資に失敗する方もいます。
なによりも、電話営業だけで買ってしまうような方は、とにかくなんでも買ってくれる人だと捉えられがちになりますので、他の投資家よりも条件の悪い物件を押し付けられる可能性もあります。
こうした方たちが投資に失敗するのは、結局、自らが招いた必然的な結果なのかもしれません。
次は
コラム4-3 その3
です。
(2016年7月11日発行 不動産投資は”未公開の「任意売却物件」を狙いなさい! より抜粋)