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不動産投資の融資は物件よりも投資家の”資産背景”を評価
公庫やノンバンクに限らず、いまは融資先の「属性」さえ良ければ融資します。属性は融資物件のことではなく融資する「人」のことです。人の属性がよければアルバイトの人でも借り入れは不可能ではありません。
属性には年齢などもありますが、やはり「資産背景」が重視されます。例えば、ほかに借入がないとか、自宅の土地建物を持っているとか、そういった資産に関する背景が重要になるのです。
融資側は融資した資金を最終的に回収できるかが重要ですから、かつては銀行でもどんぶり勘定で融資していた時代もありましたが、今はかなりきちんと精査したうえで融資するのが当たり前になっています。
例えば、サラリーマンの方が任意売却投資に興味があるので、都内の自宅を担保に金融機関から2,000万円を借りたいというケースです。
昔なら年収800万円以上、上場企業勤務などの融資条件がありましたが、今はその方の資産背景を重視しますので、年収が400万円のアルバイトの方でも融資します。そこに金融機関ごとの強みや弱みが現れてきます。
また、定年間近の60歳のサラリーマンの方でも自己資金や資産背景によっては、十分融資は受けられます。
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コラム5-2 その3
団信がつかない親子ローンも資産家にはメリットがある
です。
(2016年7月11日発行 不動産投資は”未公開の「任意売却物件」を狙いなさい! より抜粋)