任意売却物件の「売主物件」と「仲介物件」
私が投資家の皆さんにお勧めする任意売却投資物件は、
「資金があれば私自身が投資したいと思う物件」
「自分自身が惚れた物件」
のふたつを基準に選んでいます。
目利きも得ず仲介だけで手数料を儲けよう、売った後はどうなるだろうと知ったことではない、という考えはまったくありません。
私が探してきた物件が安定して収益を上げ続け、投資家の皆さんがより良い老後の生活の支えとなることが最大の目的です。
これが私”泉水流”任意売却物件探しの基本です。
任意売却物件の商品には大きく、私たちのように投資物件を買取り・販売する「売主物件」と、個人や仲介業者のように投資物件の仲介だけを行う「仲介物件」の二種類があります。
私たちが取り扱っている「売主物件」はまず、金融機関や同業者あるいは個人所有者などからの任意売却物件の情報を得て、債権者である金融機関や個人の所有者と買取りするときの条件を交渉します。
買取りの条件には、残っているローンをどう完済するか、滞納している税金や管理費などをどうきれいにするかなどがあります。こうした条件は、投資物件を任意売却にせざるを得なくなった負の要因ともいえます。
私たちは、これらの任意売却物件に付いている負の要因を、資金を投じてきれいにした上で利回りなどの投資条件を整え、新たな不動産投資商品にします。
そして、主に私たちが日頃からお付き合いのあるオーナーの皆さんや、信頼関係のある方たちから、投資家の皆さんに紹介して、購入の条件が整えば購入していただきます。
購入の条件で最も重要なものは、金融機関などからの購入資金の融資条件です。この条件も、私たちの買取り・販売の一連のプロセスのなかにおいて同時進行でで進めていきます。
そうすることで、ほとんど市場には出ることのない希少価値の任意売却物件を、競合相手に先を越されずに取得し、すみやかに投資家の皆さんにお届けすることができるのです。
一方、任意売却物件でも、個人や仲介専門の業者が行う「仲介物件」はあくまでも仲介がメインの業務になりますので、自らが資金を投じて負の要因を取り除くことはほとんどしません。
このため、事業目的は仲介手数料だけになるので、私たちのように買取り・販売で起こり得るリクスを負うことはしません。皆さんが”安心を買う”投資家ならば私たちのような買取り・販売会社から購入することをお勧めします。
次は
コラム4-1 その2
です。
(2016年7月11日発行 不動産投資は”未公開の「任意売却物件」を狙いなさい! より抜粋)