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購入できないリスクも…
私が自信を持って皆さんにお勧めする任意売却物件ですが、投資であるからには必ず”リスク”は伴ってきます。
コラム1では他の投資手法との比較で投資に伴うメリットとリスクについて触れましたが、ここでは任意売却物件を購入する際のリスクに絞って、私の経験してきたことなどにも触れながら少し詳しく解説したいと思います。
最初のリスクは、任意売却物件の購入を希望していたお客様が、最終的にその物件を購入できない結果になってしまうということです。
ごく稀にですが、私自身にもこうした失敗の経験はあります。
購入前だから厳密にはリスクのうちには入らないと思うかもしれませんが、投資家の皆さんにとっては、予定した投資物件がキャンセルになるのですから、大きなリスクに違いありません。
なによりもお客様の期待を裏切ることになりますし、購入の準備を進めいていたお客様のことを考えると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
もちろん、こうしたことが起こらないように出来るだけ慎重には進めますが、任意売却物件ではどうしてもときどき起きてしまいます。
主な原因は、交渉の過程で最終的に金融機関などの債権者や、現所有者である債務者の同意が得られなかったことがあげられます。
また、仲介者との交渉が不調に終わることもあります。
ただ、こうした交渉が不調に終わる可能性があるのも、市場には出ない希少価値のある任意売却物件だからこそだと思います。
次はコラム2-2 その2
です。
(2016年7月11日発行 不動産投資は”未公開の「任意売却物件」を狙いなさい! より抜粋)