不動産投資にはビルや1棟物件ではなく、普通の「住居」を選びましょうとお話ししました。
実際にはどんな住まい(物件)に投資するか考えていきましょう。
個人的には都心部の大型タワーマンションが好きですが、金額が高くて家賃も高いということは周知の事実。
大富豪であればタワーマンションでも、ビル1棟でもいいですが、残念ながら大富豪ではありませんし、そのような人はほんのひと握りです。
買えるだけの現金があればいいですが、大抵の場合ローンを使うしかありません。
細かなローンの仕組みはまた改めてお教えするとして、いくらの物件が買えるのか考えてみましょう。
例えば年収1000万円だと一般的に
年収倍率(年収に対しての借入総額)の7倍 → MAX7000円
返済比率(年収に対する返済能力)40% → 400万円
と計算します。
すると買える物件が限られてきます。
憧れのタワーマンションの検討をしてみましょう。
湾岸エリアのタワーマンションですと、すでに物件価格で5000万円はゆうに超えます。
ではファミリーマンションではどうでしょうか?
3LDKで70㎡くらいのファミリーマンションも、ある程度の立地であればやはり同じくらいの金額になりますよね。
となると一戸建ては?
都心部で戸建なんて夢のまた夢・・・
という話になります。
気になる立地はどうでしょうか。
やはり港区が好きだとか文京区希望と言われる方がいらっしゃいます。
住居環境の良い都心部は、みんな好きです。
いくらでも買えるならもちろん欲しいところですが、やはり目的と予算があります。
そこで本来の目的を考えてみましょう!
そう、不動産投資です。
投資して利益を出すには、貸して賃料をもらう。
さらに投資なので、リスクを分散しなければなりません。
当然、タワーマンションやファミリーマンション、一戸建てや港区、文京区の物件も賃貸契約が成立し、家賃収入は得られます。
しかし、予算7000万円と考えたときにせいぜい1件の投資にしかならず投機に近い領域ですよね?
家賃があるときは回りますが、空室になってしまうと、それは火の車となります。
また、上記のような大型物件は、複数人数(家族、カップル)で住む方がほとんど。
そうなると通勤や学区の問題が賃貸決定の要因になることが多くあります。
借りてもらえれば長期間になるかと思いますが、その分空室も長期間になる可能性もあるのです。
そこで、注目されるのが都心部の単身者向けマンション(1R)ではないでしょうか?
立地もよく、不動産としては一番安い価格帯で賃貸人も一人です。
極端な話し、転勤の際などは実際の物件を内覧せずに決める方もいるくらいです。
また、ワンルームマンションはファミリーマンションと違って買って住み続ける方はほとんどいません。
狭い物件の特性上、多くの方は一時的に借りるのが目的。
なので、貸したい大家さんと借りたい入居者の目的は一致しますよね!
不動産投資には住居物件、それもワンルームマンションがお薦め。
続いてどのようなワンルームマンションを買ったらいいのかお話ししましょう。