事故物件とは？
事故物件とは
物件内において「事故死」や「自殺」「他殺」「孤独死」といった忌まわしさを感じる亡くなり方をした者がいる物件のことで、「心理的瑕疵物件」を指す造語です。
事件性がない病死や孤独死については「心理的瑕疵物件」に含まれない場合もありますが、明確な定義はありません。
不動産に関する全国の事故情報など掲載するサイト「大島てる」を不動産調査のため利用している方は多いでしょう。
投稿者から寄せられた情報を精査し、具体的な住所や事故の内容などを掲載しているサイトです。
「大島てる」は、サイト運営者が祖母の不動産事業を引き継ついだ際「心理的瑕疵物件情報」を検索するサイトなどが見当たらず、それならば「自分が立ち上げ情報提供しよう」という思いから運用を始めたとされています。
大島てるの掲載ポリシー
●掲載は事故物件に限る
●情報管理の徹底
●訂正・削除のリクエストには迅速に対応
●事故物件情報の掲載に期限は設けない（サイトが運営されている限り永久的に掲載）
サイトに掲載されている情報は広義の解釈では心理的瑕疵と言える内容ではあるものの、「事故物件ガイドライン」正式名称「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」から見れば「告知不要」である情報も数多く掲載されています。
事故物件に対する市場ニーズはありますが、扱うには不動産業者としてある程度のノウハウや経験が求められるものと言えます。
事故発生の有無について積極的な調査は不要とはされていますが、通常調査によって把握した内容について事実関係を確認し告知の可否を判断することは不動産業者の責務です。
不動産業者に事前にしっかり相談をして事故物件でもいいのかどうか判断しましょう。
（参考サイト）
事故物件情報共有サイト「大島てる」