任意売却物件は融資面でも優れている
私たちのような不動産事業者が任意売却物件の売主になる場合は、物件代金に必要な資金を100%借り入れる”フルローン”が利用できます。
一般の不動産投資の場合は、投資する前に頭金をためるのが基本のように言われていますが、任意売却投資では余分な時間や労力の必要がなく、極端な話をすれば、投資のチャンスと判断したときはすぐにでも始められるスピード感も備えています。
一方、競売物件の購入は一括現金払いが原則です。
十分な自己資金があれば問題ありませんが、金融機関から融資を受ける場合は、任意売却物件のような35年といった長期融資は期待できません。
また、競売物件は物件価格そのものが任意売却物件に比べて割高感があります。
ほぼ1割程度は任意売却物件に比べて高い印象がありますので、毎月の返済額も総額支払額も高くなります。
さらに、競売物件は裁判所の手続きなどが煩雑なことや、最終的に落札できるかどうかわからない取得の確実性の面でも任意売却物件には劣ると思います。
次は
次はコラム2-3 任意売却投資は”時間””融資””リスク”に優れた不動産投資法 その3
です。
(2016年7月11日発行 不動産投資は”未公開の「任意売却物件」を狙いなさい! より抜粋)